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オバマ大統領誕生

オバマ大統領の誕生

11月5日アメリカは遂に黒人初の大統領を選出しました。随分前にこのコラムで人種差別の問題でアメリカ大統領候補のことを少し書きました。この時はヒラリーさんとオバマ氏の選挙途中でした。

結果はオバマ氏が共和党のマケイン氏を大差で破り、第44代アメリカ大統領に決定しました。この結果は、これからの世界情勢にとって重要な意味を持ってくる事と思っています。なぜなら人は生まれ育った境遇を、その背後に持って成長して往くものだと考えているからです。

彼の言葉の中で白人も黒人もアジア人も無くあるのはアメリカ合衆国だと言っています。これは裏返せばこの逆の中で彼は成長してきたわけです。おそらく彼の成長の過程では様々な人種差別の壁を乗り越えずには今の彼は無かった様に思われます。

我々日本人も世界の中では間違いなく有色人種であるわけです。でも卑下する必要も見下される必要もありません。すなわち彼の言っている全ての人の地球があるだけです。このような綺麗ごとだけの話では全て済まされる訳がありません。

しかし彼のような指導者が出てくることで世界が少しずつ変化してゆくのでしょう。このことが大切です。又彼は弁護士としてリベラルな考え方で、今までのブッシュ大統領のような一国主義のネオコンではないからです。(Neo Conservativeの略。直訳すれば新保守主義)

今や世界は非常にタイトになってきています。環境問題、エネルギー問題、人口問題などこの地球上の問題が一国では解決できなくなってきています。これらのことを考えるとしばらくはリベラルな考え方でリーダーシップを発揮できなくてはいけません。

その点で私は多くの期待を寄せています。話はそれますが、そろそろこの日本も変化が必要になってきたのではないでしょうか?良いか悪いか日本も次の選挙で何かしらの変化を必要としています。多くの国民の税金をかって気ままに、私物化してしてしまう官僚国家を、変えてゆかなければ子供達の世紀には問題だけが残ってしまいそうです。

この経済危機もブッシュ大統領の自由主義経済が、ある意味で引き起こしたように思われてなりません。やはり経済でもある意味で厳しい規律。法律などがあれば現在のような危機的状況を防げた様に思われます。アメリカだけが世界を牛耳ることが出来るなどとんでもないことです。

全ての理は個人的なものより、多くの人の考えを考慮する事、経済だけでない即ち、利害関係だけでない事。

何か禅問答の様になってきてしまったので、ここらでやめないと終わりがなくなりそうです。
今日はここまでにします。




  1. 2008/11/07(金) 13:34:00 |
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