建築散歩 その2
建築散歩 その2
お約束ですから、その2を書きます。
建築散歩その2はかの有名な予備校俗に言う「代ゼミ」本校舎です。
代ゼミと言うだけあって、新宿と代々木のちょうど中間に、新しい土地を購入して超高層の本校舎を建設したわけです。そこを見に行きました。まずは外観と玄関の大きな庇を見てください。


玄関のガラスを張った庇です。薄い鉄の板を加工して、上にガラスを載せて約10mはありそうな庇を、支えています。雨樋もなく雨が降ると庇に入る時にぬれるのかな?

アプローチから上を見上げた写真です。何か中間に隙間があり外部になっているようです。外観は石貼りとガラスのカーテンウォールでシンプルなデザインになっています。あまり感動はないがすっきりしているところが良い点かな。

この写真は裏側に回って見たところです。

案内の看板を見たらこの建物は免震構造になっているようです。どうりで超高層の割には柱がやけに細いわけです。

中に入りエレベーターで上に上り、中間階の穴の開いたように見えたところまで行くことが出来ました。なにやら、ここから某有名大学を幾つか、見ることが出来るようになっているようです。
受験生のやる気をここで見つける場所のようです。何人かがここで勉強していました。

この建物の16階以上には、宿泊施設があるようでここから上層階には行けませんでした。
お金のある地方から来た受験生だけが入れるようです。でもこんなにまでして貰って、勉強なんかしたくないやと言い出しそうです。私なら・・・・・
お金のない親のひがみかな???
次に最近出来たばかりでまだ入居していない、ガラス張りの今風なビルを見つけたのでこいつも写真を外からパチリとさせて頂きました。

入居はしていないが少し暗くなってきたので自動的に明かりが灯るようになっています。もったいない!!!!
ま、路地が明るくなるから良いことにしよう。

玄関を見たところです。真っ白な空間で清潔そうです。タイルに花柄の模様が入っていました。ここでよく見てみたら、いたる所に今流行のLEDを使ったライティングがされていました。これは私も早晩使用してみたいライティング方法です。なぜなら省エネと長持ちでは今の器具に大きく勝っています。

裏に回って避難バルコニーを見ると、ここは少し構造的に無理をしているようでフラットバーで出来た床が少しヘナヘナしていました。面白いデザインは危険と隣り合わせのぎりぎりを求めます。よって少しはヘナヘナすることを許しますか?

玄関ホールを裏側から見たところです。デザインは北欧的で真っ白、これはこれで良いと思います。
実際にこの建物を使用してみないと解りませんが、ガラスが多いと云う事は、省エネにはつながり難いと思います。最近はこの様なビルデザインがいたる処で見ることが出来ます。このことはエネルギーの消費量を抑えることは出来ません。しかし今の時流にはあっているようです。
私が依頼されらどのようなデザインになる物か解りませんが??
今日はこの辺で終わります。
お約束ですから、その2を書きます。
建築散歩その2はかの有名な予備校俗に言う「代ゼミ」本校舎です。
代ゼミと言うだけあって、新宿と代々木のちょうど中間に、新しい土地を購入して超高層の本校舎を建設したわけです。そこを見に行きました。まずは外観と玄関の大きな庇を見てください。


玄関のガラスを張った庇です。薄い鉄の板を加工して、上にガラスを載せて約10mはありそうな庇を、支えています。雨樋もなく雨が降ると庇に入る時にぬれるのかな?

アプローチから上を見上げた写真です。何か中間に隙間があり外部になっているようです。外観は石貼りとガラスのカーテンウォールでシンプルなデザインになっています。あまり感動はないがすっきりしているところが良い点かな。

この写真は裏側に回って見たところです。

案内の看板を見たらこの建物は免震構造になっているようです。どうりで超高層の割には柱がやけに細いわけです。

中に入りエレベーターで上に上り、中間階の穴の開いたように見えたところまで行くことが出来ました。なにやら、ここから某有名大学を幾つか、見ることが出来るようになっているようです。
受験生のやる気をここで見つける場所のようです。何人かがここで勉強していました。

この建物の16階以上には、宿泊施設があるようでここから上層階には行けませんでした。
お金のある地方から来た受験生だけが入れるようです。でもこんなにまでして貰って、勉強なんかしたくないやと言い出しそうです。私なら・・・・・
お金のない親のひがみかな???
次に最近出来たばかりでまだ入居していない、ガラス張りの今風なビルを見つけたのでこいつも写真を外からパチリとさせて頂きました。

入居はしていないが少し暗くなってきたので自動的に明かりが灯るようになっています。もったいない!!!!
ま、路地が明るくなるから良いことにしよう。

玄関を見たところです。真っ白な空間で清潔そうです。タイルに花柄の模様が入っていました。ここでよく見てみたら、いたる所に今流行のLEDを使ったライティングがされていました。これは私も早晩使用してみたいライティング方法です。なぜなら省エネと長持ちでは今の器具に大きく勝っています。

裏に回って避難バルコニーを見ると、ここは少し構造的に無理をしているようでフラットバーで出来た床が少しヘナヘナしていました。面白いデザインは危険と隣り合わせのぎりぎりを求めます。よって少しはヘナヘナすることを許しますか?

玄関ホールを裏側から見たところです。デザインは北欧的で真っ白、これはこれで良いと思います。
実際にこの建物を使用してみないと解りませんが、ガラスが多いと云う事は、省エネにはつながり難いと思います。最近はこの様なビルデザインがいたる処で見ることが出来ます。このことはエネルギーの消費量を抑えることは出来ません。しかし今の時流にはあっているようです。
私が依頼されらどのようなデザインになる物か解りませんが??
今日はこの辺で終わります。
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建築散歩
建築散歩
昨日は久しぶりに時間が空いたので、新宿から原宿まで建築散歩としゃれてみました。
始めに向かったのは新宿副都心に出来たばかりの東京デザインアカデミー、この超高層ビルは故丹下健三氏の事務所の設計でありそのご子息が担当で設計されました。
この場所は新宿西口からほんの5分程の近くで各種学校としては格好の立地条件です。都庁に行く地下道からそのまま連絡されています。

地下道から地上に出て見上げるといきなり球形の建物とコオーン型した超高層部分が目に飛び込んできます。

地下道からEVで上に来るとここに出るようです。通路はLタワー側からの連絡道になっています。

Lタワーがからの見上げたところです。向こうに見える建物との比較をして下さい。

複雑な外壁に見せているディーティールです。正確なクロスを見せている部分は、構造体と一致している斜めのアルミスパンドレイルです。

丸いぽちぽちはフィルムに模様が付いたものを貼った様です。
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デッキから下の地上レベルを見下ろしました。曲線が複雑に重ねあわされて工事の複雑さが垣間見られます。施工会社の苦労が感じられます。

上の写真と同様な箇所です。

この建物がいかに曲線を多用しているか解る写真です。この様な曲線の建築物が、いとも簡単に可能になった理由として、コンピューターによるところが大です。CADによる設計が得意とするところです。

各階案内板です。平面が複雑な円と、他の形状で組み合わされています。

地下通路からホールに入ったところです。照明が気になる赤い色です。

エスカレーターを見返した写真です。何か未来都市の一部を感じます。

エスカレーターの外部写真です。この設計は曲線と曲線の組み合わせになっており、さぞ苦労されたでしょう。

球形の内部で、階段とのコラボレーションです。

この建物で最も面白い空間を作り出しています。構造体の鉄骨は表しで耐火塗料で塗装しているようです。やはり構造体が、素直にデザインに表現されているのが、私の趣味かも知れませんが好ましく感じました。

この写真も球形のところです。

各種学校の受付カウンターのデザインです。外観とマッチングしたカウンターデザインは、どこかで見たことがありそうな形状ですが、なかなか面白い物です。
以上、今日は丹下設計の宣伝でした。(笑)この次は代ゼミ本校舎の建物を紹介します。
昨日は久しぶりに時間が空いたので、新宿から原宿まで建築散歩としゃれてみました。
始めに向かったのは新宿副都心に出来たばかりの東京デザインアカデミー、この超高層ビルは故丹下健三氏の事務所の設計でありそのご子息が担当で設計されました。
この場所は新宿西口からほんの5分程の近くで各種学校としては格好の立地条件です。都庁に行く地下道からそのまま連絡されています。

地下道から地上に出て見上げるといきなり球形の建物とコオーン型した超高層部分が目に飛び込んできます。

地下道からEVで上に来るとここに出るようです。通路はLタワー側からの連絡道になっています。

Lタワーがからの見上げたところです。向こうに見える建物との比較をして下さい。

複雑な外壁に見せているディーティールです。正確なクロスを見せている部分は、構造体と一致している斜めのアルミスパンドレイルです。

丸いぽちぽちはフィルムに模様が付いたものを貼った様です。

デッキから下の地上レベルを見下ろしました。曲線が複雑に重ねあわされて工事の複雑さが垣間見られます。施工会社の苦労が感じられます。

上の写真と同様な箇所です。

この建物がいかに曲線を多用しているか解る写真です。この様な曲線の建築物が、いとも簡単に可能になった理由として、コンピューターによるところが大です。CADによる設計が得意とするところです。

各階案内板です。平面が複雑な円と、他の形状で組み合わされています。

地下通路からホールに入ったところです。照明が気になる赤い色です。

エスカレーターを見返した写真です。何か未来都市の一部を感じます。

エスカレーターの外部写真です。この設計は曲線と曲線の組み合わせになっており、さぞ苦労されたでしょう。

球形の内部で、階段とのコラボレーションです。

この建物で最も面白い空間を作り出しています。構造体の鉄骨は表しで耐火塗料で塗装しているようです。やはり構造体が、素直にデザインに表現されているのが、私の趣味かも知れませんが好ましく感じました。

この写真も球形のところです。

各種学校の受付カウンターのデザインです。外観とマッチングしたカウンターデザインは、どこかで見たことがありそうな形状ですが、なかなか面白い物です。
以上、今日は丹下設計の宣伝でした。(笑)この次は代ゼミ本校舎の建物を紹介します。
オバマ大統領誕生
オバマ大統領の誕生
11月5日アメリカは遂に黒人初の大統領を選出しました。随分前にこのコラムで人種差別の問題でアメリカ大統領候補のことを少し書きました。この時はヒラリーさんとオバマ氏の選挙途中でした。
結果はオバマ氏が共和党のマケイン氏を大差で破り、第44代アメリカ大統領に決定しました。この結果は、これからの世界情勢にとって重要な意味を持ってくる事と思っています。なぜなら人は生まれ育った境遇を、その背後に持って成長して往くものだと考えているからです。
彼の言葉の中で白人も黒人もアジア人も無くあるのはアメリカ合衆国だと言っています。これは裏返せばこの逆の中で彼は成長してきたわけです。おそらく彼の成長の過程では様々な人種差別の壁を乗り越えずには今の彼は無かった様に思われます。
我々日本人も世界の中では間違いなく有色人種であるわけです。でも卑下する必要も見下される必要もありません。すなわち彼の言っている全ての人の地球があるだけです。このような綺麗ごとだけの話では全て済まされる訳がありません。
しかし彼のような指導者が出てくることで世界が少しずつ変化してゆくのでしょう。このことが大切です。又彼は弁護士としてリベラルな考え方で、今までのブッシュ大統領のような一国主義のネオコンではないからです。(Neo Conservativeの略。直訳すれば新保守主義)
今や世界は非常にタイトになってきています。環境問題、エネルギー問題、人口問題などこの地球上の問題が一国では解決できなくなってきています。これらのことを考えるとしばらくはリベラルな考え方でリーダーシップを発揮できなくてはいけません。
その点で私は多くの期待を寄せています。話はそれますが、そろそろこの日本も変化が必要になってきたのではないでしょうか?良いか悪いか日本も次の選挙で何かしらの変化を必要としています。多くの国民の税金をかって気ままに、私物化してしてしまう官僚国家を、変えてゆかなければ子供達の世紀には問題だけが残ってしまいそうです。
この経済危機もブッシュ大統領の自由主義経済が、ある意味で引き起こしたように思われてなりません。やはり経済でもある意味で厳しい規律。法律などがあれば現在のような危機的状況を防げた様に思われます。アメリカだけが世界を牛耳ることが出来るなどとんでもないことです。
全ての理は個人的なものより、多くの人の考えを考慮する事、経済だけでない即ち、利害関係だけでない事。
何か禅問答の様になってきてしまったので、ここらでやめないと終わりがなくなりそうです。
今日はここまでにします。
11月5日アメリカは遂に黒人初の大統領を選出しました。随分前にこのコラムで人種差別の問題でアメリカ大統領候補のことを少し書きました。この時はヒラリーさんとオバマ氏の選挙途中でした。
結果はオバマ氏が共和党のマケイン氏を大差で破り、第44代アメリカ大統領に決定しました。この結果は、これからの世界情勢にとって重要な意味を持ってくる事と思っています。なぜなら人は生まれ育った境遇を、その背後に持って成長して往くものだと考えているからです。
彼の言葉の中で白人も黒人もアジア人も無くあるのはアメリカ合衆国だと言っています。これは裏返せばこの逆の中で彼は成長してきたわけです。おそらく彼の成長の過程では様々な人種差別の壁を乗り越えずには今の彼は無かった様に思われます。
我々日本人も世界の中では間違いなく有色人種であるわけです。でも卑下する必要も見下される必要もありません。すなわち彼の言っている全ての人の地球があるだけです。このような綺麗ごとだけの話では全て済まされる訳がありません。
しかし彼のような指導者が出てくることで世界が少しずつ変化してゆくのでしょう。このことが大切です。又彼は弁護士としてリベラルな考え方で、今までのブッシュ大統領のような一国主義のネオコンではないからです。(Neo Conservativeの略。直訳すれば新保守主義)
今や世界は非常にタイトになってきています。環境問題、エネルギー問題、人口問題などこの地球上の問題が一国では解決できなくなってきています。これらのことを考えるとしばらくはリベラルな考え方でリーダーシップを発揮できなくてはいけません。
その点で私は多くの期待を寄せています。話はそれますが、そろそろこの日本も変化が必要になってきたのではないでしょうか?良いか悪いか日本も次の選挙で何かしらの変化を必要としています。多くの国民の税金をかって気ままに、私物化してしてしまう官僚国家を、変えてゆかなければ子供達の世紀には問題だけが残ってしまいそうです。
この経済危機もブッシュ大統領の自由主義経済が、ある意味で引き起こしたように思われてなりません。やはり経済でもある意味で厳しい規律。法律などがあれば現在のような危機的状況を防げた様に思われます。アメリカだけが世界を牛耳ることが出来るなどとんでもないことです。
全ての理は個人的なものより、多くの人の考えを考慮する事、経済だけでない即ち、利害関係だけでない事。
何か禅問答の様になってきてしまったので、ここらでやめないと終わりがなくなりそうです。
今日はここまでにします。
プロフィール
Author:堀内秀人建築設計事務所
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