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建築散歩

建築散歩

昨日は久しぶりに時間が空いたので、新宿から原宿まで建築散歩としゃれてみました。
始めに向かったのは新宿副都心に出来たばかりの東京デザインアカデミー、この超高層ビルは故丹下健三氏の事務所の設計でありそのご子息が担当で設計されました。

この場所は新宿西口からほんの5分程の近くで各種学校としては格好の立地条件です。都庁に行く地下道からそのまま連絡されています。

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地下道から地上に出て見上げるといきなり球形の建物とコオーン型した超高層部分が目に飛び込んできます。

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地下道からEVで上に来るとここに出るようです。通路はLタワー側からの連絡道になっています。

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Lタワーがからの見上げたところです。向こうに見える建物との比較をして下さい。

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複雑な外壁に見せているディーティールです。正確なクロスを見せている部分は、構造体と一致している斜めのアルミスパンドレイルです。

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丸いぽちぽちはフィルムに模様が付いたものを貼った様です。

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デッキから下の地上レベルを見下ろしました。曲線が複雑に重ねあわされて工事の複雑さが垣間見られます。施工会社の苦労が感じられます。

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上の写真と同様な箇所です。

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この建物がいかに曲線を多用しているか解る写真です。この様な曲線の建築物が、いとも簡単に可能になった理由として、コンピューターによるところが大です。CADによる設計が得意とするところです。

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各階案内板です。平面が複雑な円と、他の形状で組み合わされています。

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地下通路からホールに入ったところです。照明が気になる赤い色です。

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エスカレーターを見返した写真です。何か未来都市の一部を感じます。

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エスカレーターの外部写真です。この設計は曲線と曲線の組み合わせになっており、さぞ苦労されたでしょう。


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球形の内部で、階段とのコラボレーションです。

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この建物で最も面白い空間を作り出しています。構造体の鉄骨は表しで耐火塗料で塗装しているようです。やはり構造体が、素直にデザインに表現されているのが、私の趣味かも知れませんが好ましく感じました。

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この写真も球形のところです。

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各種学校の受付カウンターのデザインです。外観とマッチングしたカウンターデザインは、どこかで見たことがありそうな形状ですが、なかなか面白い物です。

以上、今日は丹下設計の宣伝でした。(笑)この次は代ゼミ本校舎の建物を紹介します。
















  1. 2008/11/12(水) 09:01:15 |
  2. 住宅と建築の話
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星野富弘美術館に着いて その二

星野富弘美術館に着いて その二

星野富弘美術館に付いて、前回書いてその続きを今回書きますとお知らせしていましたが、実は富弘美術館のお話は前回でおしまいです。

その二は何なのか?
その時に行った渡良瀬渓谷沿いの町やその向こうの日光にまで足を伸ばしました。
その話をしようと思いました。

この美術館の先は、渡良瀬渓谷鉄道の終点が足尾駅で終点になっているようです。
この駅が近代的な富弘美術館とは対照的な建物です。その写真をお見せします。

星野富弘美術館15

時刻表を見たら一時間に一本の運行のようでした。
この駅、なんとなくノスタルジーを感じてしまい思わず一枚パチリとシャッターを切っていました。
往時は、足尾銅山があり結構多くの人がいたのでしょうが時代と共に寂れていったようです。

星野富弘美術館16

駅の内部風景です。ほのぼのとした光景です。

星野富弘美術館17

列車の来る方向です。誰がいなくともホームにそれとなく季節の花が鉢に咲いていました。
小さな心遣いです。
この後は一路日光へ向かいました。日は既に3時半を過ぎています。
日光は小学校か中学校の就学旅行で行ってその後一度通り過ぎたことはあります。
どうも人間ある年齢を過ぎると、寺だの神社だのが気になってくるようです。
で、どうしても近くに来たのだから、ぜひもう一度行って見たい気持ちが湧いてきて車を飛ばして向かいました。

星野富弘美術館18

最初に行ったところが二荒山神社です。

http://www.futarasan.jp/
日光二荒山神社

祭神 二荒山大神 (ふたらやまのおおかみ)
     ⇒親子3神を祀る
      大己貴命   (おおなむちのみこと)     父
      田心姫命   (たごりひめのみこと)     母
      味耜高彦根命 (あじすきたかひこねのみこと) 子

古くより、霊峰二荒山(ふたらさん・男体山)⇒標高2,486㍍を
神の鎮まり給う御山として尊崇したことから、御山を御神体山と
仰ぐ神社で、日光の氏神様でもあります。

境内は、日光国立公園の中枢をなす、日光連山をはじめとて、
御神域は、3,400㌶におよぶ広大な境内地です。

  華厳の滝や下りのいろは坂、重要文化財の神橋など

 日光市内に3社鎮座しています。
  男体山山頂⇒ 奥宮
  中禅寺湖畔⇒ 中宮祠
  山内(市内)⇒ 御本社


だそうです。知らないことだらけです。

星野富弘美術館19

東照宮の入り口から社務所に向かう通路です。塀と脇の水路が綺麗なハーモニーです。

星野富弘美術館22

東照宮の入り口で時間切れになり、中に入ることが出来ませんでした。どうも、縁が無いようです。
 
星野富弘美術館23

入り口脇の五重の塔です。もう少し早ければ中に入ることが出来他のですが・・・・・

仕方が無いので社務所の方に行って見ました。

星野富弘美術館20
星野富弘美術館21

この建物は社務所と一緒に徳川美術館になっていました。
これだけでは話が終われないのですが、東照宮の時間切れを言い訳にしてこのコラムは無理やり終りにします。

一つだけ、みやげ物はないかと探したところ、ありました。
水羊羹です。結構おいしくいただきました。

  1. 2008/07/30(水) 18:12:23 |
  2. 住宅と建築の話
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星野富弘美術館に着いて

星野富弘美術館に着いて その一

星野富弘美術館に行って来ました。

この方に着いてご存知の方も多いと思いますが少しだけ経歴を紹介いたします。
1946年群馬県勢多郡東村に生まれ、1970年に中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頸隋を損傷して手足の自由を失い、その後口に筆を銜えて詩画を書き始める。

詳しくはHPをリンクしておきます。ご参考にして下さい。
URL http://www.tomihiro.jp/ こちらにアクセスしてご確認ください。

この方の作品と、この美術館建築が以前より気になって、時間が許される時に訪ねて見たいとカネガネ思っていました。時間の許される時と言うのはナカナカやって来ることはありませんでした。
そこで思い切って平日の空いている夏休み前に訪ねてみました。

星野富弘美術館01
わたらせ渓谷鉄道駅に沿って車で行くと国道122号線沿いにあります。佐野藤岡インターより1時間程度で着きます。

この建物は2005年に開館しています。設計界では国際コンペによって建設された美術館としてヨコミゾマコト氏が最優秀で勝ち取って建設されました。

計画の基本は敷地の中に大きな四角を書き、その四角の中に大小の円を埋め込みその円が必要諸室になっています。外観だけではナカナカ説明できません。幾つかの写真を提示しますのでご想像してください。
星野富弘美術館02
星野富弘美術館03
星野富弘美術館04
ここまでが外観です。

ここから中に入ってみます。
星野富弘美術館05
玄関ホールです。案内板の横に幾つかの小さな円が建物の平面を暗示するかのように綺麗に並んでいます。

展示室、作品
星野富弘美術館06
星野富弘美術館07
星野富弘美術館08
展示室が丸くなって幾つか並んでいます。
部屋は全て円で出来ています。

星野富弘美術館09
星野富弘美術館10
上の写真は建物の中心にあるホール。下は休憩室のようですがよく理解できないスペースです。
囲われた中庭がこの作家の好きな草花で彩られていました。

星野富弘美術館11
星野富弘美術館12
星野富弘美術館13
美術館から少し屋外に出て休憩スペースがありました。
ここの外壁は外にある緑や、草木湖と言う人造湖だと思いますがそれらを写し出す工夫がしてありました。少しくどいようにも感じましたが、いった時期が良かったのか緑が映し出され綺麗でした。

続く

テーマ:日々のできごと - ジャンル:ライフ

  1. 2008/07/18(金) 16:44:29 |
  2. 住宅と建築の話
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住み心地の良い家の依頼法

 住み心地とはなんだろうか?

1.人間にとって物理的に心地よい
2.精神的に心地よい
大きくはこの二つに分けることができます。

1. に着いて、当然暑さ寒さに対して、ある範囲でコントロールされている住宅。
雨、風を防ぎながら快適に居られること。
家の中の移動が快適であること。
浴室やその他諸室が適当な広さがあること。カビなどが生えない事。
地震に強く倒壊しないこと。
まだまだイロイロ考えられます。

2. に着いて、家に帰りたいと思わせる家にすること。
家に帰ったときに安心できること。この家にずっと住みたいと思えること。
他人の家にはない特別な空間があること。

こんな風に書いてみると
1. に着いては具体的に解決できる方法は、いくらでも考えられるけれど、
2. に着いては具体的な解決方法は各住宅の住み手によるところが多くあります。

設計の以来をして下さる時には、できるだけこの辺を整理して、設計者にぶつけて下さるときっと
思いの外、希望どうりの住宅が出来ると思います。

このカテゴリは、時間を見つけながら疑問分かりやすく書いて行きます。
  1. 2008/03/17(月) 13:54:16 |
  2. 住宅と建築の話
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